3階東側面と1階東側、北側に雨漏りがあり、
短時間の小雨では気がつきませんが、1日〜2日ほど
続く雨で屋内側に漏水します。

これは、3階東面屋内側雨漏り跡ですが、
壁から浸み出ています。
そして、1階漏水状態です。


3階の画像では壁面のクラックからの漏水、1階では基礎とALC板の接続部からの漏水と
思われます。
外壁側から調査すると、壁面には水が入り込むクラックが無く、基礎との接続部の防水に
不良箇所が見つからない場合があります。
ALC(軽量気泡コンクリート)は、
幅600mm毎に継ぎ目があり、その継ぎ目に防水材を施します。
この防水材の経年劣化等で隙間ができ、そこから雨水が入り込み
ALC内部や基礎上部に伝わって屋内に漏水することが多々あります。
建物が大きくなるとシーリング工事だけでも延長が1000mを超え、
また、足場も必要になります。
今回は、お隣との境に距離が無く、3階一部のみシーリング工事なので、
足場不要の工法を採用しました。